「今日は無理しない」というボタンを付けた話

介護アプリなのに、「使わなくていい」と言ってくるボタンがあります。休むことに罪悪感を持ってしまう人にこそ、読んでほしい設計の話。

CareQuest のホーム画面には、少し変わったボタンがあります。「今日は無理しない」。

押すと、記録の画面が引っ込んで、静かな画面に切り替わります。今日は記録しなくていい。何もしなくていい。アプリのほうから、そう言ってくるボタンです。

道具としては、おかしな設計かもしれません。アプリは普通、使ってもらうために作られるものだからです。でも、これはどうしても入れたい機能でした。

「休む」がいちばん難しい

介護をしていると、休むことに罪悪感がついてきます。自分が座っている間も、やるべきことは積み上がっていく。ちょっと横になっただけで、「こんなことをしていていいのか」と思ってしまう。

でも、続く介護でいちばん大事なのは、介護する人が倒れないことです。あなたが休むことは、サボりではなく、介護の一部です。頭では分かっていても、自分にそう言ってあげるのは難しい——だから、道具に言わせることにしました。

戻ってきた日に、責められない

「今日は無理しない」を押した翌日、アプリを開くとこう表示されます。

「おかえりなさい。今日もここにいてくれてありがとう。」

「昨日は休みましたね」でも「連続記録が途切れました」でもありません。休んだ日は数えられず、責められず、戻ってきたことだけが迎えられる。CareQuest に連続記録のカウントがないのも、同じ理由です。途切れることを前提にしていない道具は、介護の現実に合わないと思っています。

休むことも、記録していい

ちなみに CareQuest のクエストには「自分も休憩した」という項目があります。押すと、ちゃんとポイントがつきます。「自分をいたわることも介護です」——アプリにそう言われて初めて、休憩を「できたこと」に数えられた、という声をもらえたら嬉しいなと思いながら作りました。

今日、疲れているなら、まず休んでください。記録は明日でいい。アプリはずっと無料で、登録もいらないので、逃げません。CareQuest はこちら

今日も、読んでくださってありがとうございます。