「フレイル」とは — 気づいた人から戻せる、心と体の変化

「なんか最近、疲れやすくなった気がする」——そのくらいの変化が、実はフレイルのサインです。健康と要介護のあいだにある状態で、適切に対応すれば戻れます。家族が気づけるサインと関わり方をまとめました。

「最近、外出したがらなくなった」「体重が少し落ちた気がする」「ペットボトルのふたが開けにくそうにしていた」——そのくらいのことで大げさかな、と思いながらも、なんとなく気になっている。

その「なんとなく」に、意味があります。

フレイルとは

フレイルとは、健康な状態と要介護のあいだにある、心と体が弱ってきた状態のことです。

この言葉でいちばん大事なのは、次の一点です。フレイルは、適切に対応すれば「戻れる」段階だということ。 要介護になってしまったわけではなく、まだ方向を変えられるところにいる。だからこそ、そばにいる家族の「あれ?」という気づきに意味があります。

家族が気づけるサイン

  • 体重が半年で2〜3kg減った
  • 歩くのが遅くなった、横断歩道を渡りきれない
  • ペットボトルのふたが開けにくそう(握る力の低下)
  • 外出や人付き合いが減った(社会的フレイル)
  • 「疲れた」が口ぐせになった

どれかひとつ当てはまるだけで深刻ではありませんが、複数重なってきたら次のステップを考えるタイミングです。

「できなくなったこと」を数えると、続かない

フレイル対策の基本は、栄養(特にたんぱく質)・運動・社会参加の3つと言われます。ただ、家族が「歩かなきゃだめ」「食べなきゃだめ」と迫るほど、本人は意固地になりがちです。

続くのは逆の関わり方です。「今日は郵便局まで歩けたね」「お肉ぜんぶ食べられたね」— できたことを、いっしょに数えること。

まとめ

フレイルは「弱ってきた」状態ですが、要介護の手前で気づいて対応できれば、回復できます。特別なことを始める前に、まずかかりつけ医や地域包括支援センターに相談してみてください。「ちょっと心配で」は、十分な相談の理由になります。

「今日できたこと」が、回復の証拠になる

CareQuest は、まさにその「今日できたこと」を残すためのアプリです。記録が増えていくこと自体が本人の励みになり、見返せば「先月より歩けている」という回復の証拠にもなります。気になるサインがあるときは、かかりつけ医や地域包括支援センターへの相談もためらわずに。

ご注意: 制度の内容や名称は変わることがあります。最新の情報は、お住まいの市区町村の窓口や公式サイトでご確認ください。

よくある質問

フレイルと要介護は何がちがいますか?

フレイルは、健康な状態と要介護のあいだにある、心と体が弱ってきた状態です。適切に対応すれば戻れる段階だとされています。

家族が気づけるサインはありますか?

体重が半年で2〜3kg減った、歩くのが遅くなった、ペットボトルのふたが開けにくそう、外出や人付き合いが減った、「疲れた」が口ぐせになった、などです。ひとつだけで深刻ではありませんが、複数重なってきたら相談のタイミングです。

どこに相談すればいいですか?

かかりつけ医や地域包括支援センターです。「ちょっと心配で」は、十分な相談の理由になります。

今日も、読んでくださってありがとうございます。