介護の契約のたびに、同じことを書いていませんか — 「基本情報セット」のすすめ
デイサービス、ショートステイ、入院、施設見学。そのたびに既往歴・服薬リスト・緊急連絡先を書き直すのは大変です。一度まとめて使い回せる「基本情報セット」の作り方。
デイサービスの契約書類、ショートステイの利用申込書、入院のときの問診票、施設見学のアンケート。
読み返すと、毎回ほとんど同じことを書いています。既往歴、飲んでいる薬、かかりつけ医、緊急連絡先、アレルギー。そのたびに記憶をたどり、お薬手帳を探し、前に書いた書類を思い出そうとする。夜のテーブルで、書類の山を前に小さくため息をつく — この繰り返しは、なくせる手間です。
一度だけ、「基本情報セット」を作る
クリアファイル1冊(とスマホの中に写真かPDF)で、次をひとまとめにします。
- 介護保険証・負担割合証・医療保険証のコピー
- 既往歴と現在の病名(いつから、どの病院か)
- 服薬リスト — お薬手帳のコピーがいちばん確実です
- かかりつけ医・かかりつけ薬局の名前と連絡先
- 緊急連絡先(続柄と、日中つながる番号)
- アレルギー・食事の注意(嚥下の状態、好き嫌いも)
- 生活歴と好みのメモ — 施設のケアで本当に役立つのはこれです(施設に「その人の説明書」を残す話に書きました)
コツはひとつ、表紙に「最終更新日」を書くこと。契約のたびに書き写すのをやめて、「このセットのコピーをどうぞ」で済むようになります。更新するのは、薬が変わったときと入退院のときだけ。
服薬リストと「最近の様子」は、記録から作れる
書類仕事は、介護の見えない労働のひとつです。一度の準備で、この先のすべての契約が軽くなります。
セットの中でいちばん変わりやすいのが服薬リストと「最近の様子」です。CareQuest の日々の記録は「最近の様子」欄の下書きになりますし、服薬の記録を PDF にまとめる使い方はこちらの記事に書きました。開発中の おくすりの約束 は、この「服薬リストがいつでも最新で出てくる」状態を目指しているアプリです。
ご注意: サービスの内容・料金・制度の扱いは、事業者やお住まいの自治体によって異なります。具体的な組み合わせは、担当のケアマネジャーや地域包括支援センターにご相談ください。

今日も、読んでくださってありがとうございます。